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3・4年総合
「菅笠づくり体験」のまとめ
 

総合的な学習の時間に、3・4年生が年間を通して学習してきた中津川の菅笠作りについて振り返った作文を紹介します。

よしさんに教えてもらった菅がさ作り

 そう合学習で、わたしたち三・四年生は中津川の菅がさ作りを体けんすることになりました。教えてくださる人は、岩倉の伊藤よしさんです。よしさんは、わたしのおばんのお友だちで、前までいっしょに花がさを作っていたそうです。わたしは、よしさんの家に行くのをとても楽しみにしていました。
 七月の終わりごろ、よしさんの家の菅をかりに行きました。よしさんは、のみ物や食べ物を用意して待っていてくれました。よしさんは、おばんと同じくらいの年なのに、どんどん菅をかっていてびっくりしました。菅をほしているハウスにも入らせてもらいました。たくさんの菅がほしてありました。
 九月になっていよいよ菅笠を作りに、よしさんの家に行きました。今度は、冬さんや井上さんも来てくださいました。よしさんがとうもろこしを用意してくれていたのでいただきました。元気が出たところで菅笠を作り始めました。 かさのほね組みに菅をつける作ぎょうは一回ではおぼえられません。やり方が分からなくなった時に、よしさんに
「どうやってやるんですか。」
と聞くと、よしさんは、
「どれどれ、どこがわからないの。やってみようか。」
と、いつもやさしく教えてくれました。よしさんに教えてもらって上手に作れるようになりました。
 十月、学習発表会の練習が始まりました。そこで、わたしは、よしさんの役をすることになりました。よしさんみたいな話し方ができるようになまりを入れてゆっくりと話すようにしました。げきの衣しょうは、おばんからかりました。みんなから、
「よしさんににてる。」
と言われてうれしかったです。本番もうまくやることができました。
 十一月にもう一度よしさんの家に行って、菅がさをかんせいさせました。学校に菅がさがとどいたときは、とび上がるくらいうれしかったです。
 そして、わたしたちは、これまでお世話になった方に「お礼の会」を開くことにしました。そこで、学習発表会でやったげきをもう一度やって、見てもらうことにしました。わたしは、げきのリーダーになって、せりふを先生といっしょに考えました。よしさんたちがにこにこしながら見てくれました。よしさんの前で発表することができてうれしかったです。さいごに、花笠の首かざりをプレゼントしたとき、よしさんがうれしそうですこしないているように見えました。よしさんにはとてもお世話になったのでお礼ができてよかったと思いました。
 よしさんに教えてもらいながら作った菅がさは、わたしのたから物になりました。